丸の内OLの観劇日記

20代会社員が宝塚について語ります!

"カード"に囚われない月組〜若手観察月組編〜

こんにちは!

 

雪組大劇場公演千穐楽のライブビューイングを観ました。燕尾でだいもんが胸に白薔薇をつけている時から泣きそうでしたが、いろいろな想いは東京へ取っておこうと思います。

と言うより自分の思ってた以上に気持ちが溢れてしまって今はとても言葉にできそうにありません…

 

ということで、

〜若手観察〜シリーズの第2弾!本日は月組です。

 

月組は闇人事と呼ばれつつも、本命と決めた人は本命というスタンスは昔から変わりません。

明日海りおをいくら推そうとも絶対に龍真咲を推すことはやめなかったですし、珠城りょう・暁千星も昔から本命で、他の新公主演1回組とは大きな差がつけられてきました。気付いたらあっという間に上級生抜かしちゃってるなんてのもします。(例 : GOLDEN JAZZ(珠城) / カルーセル輪舞(暁))

 

そのため現在も、暁千星→風間柚乃が本命ルートであることが明確で、おだちんの勢いがすごいことから、もしかしてありちゃん組替え…?なんて言われていますけれど、メリットあるのかなーと思って組替え説は微妙だと思っています。組替えるなら、今回の新体制に合わせてでしょう。

今回はありちゃん組替え説の話は省略します。

 

この記事で注目したい若手陣は、

英かおと・蘭尚樹・礼華はる・彩音星凪のあたり。

天紫珠李・蘭世惠翔の娘役転向により、実は一気にライバルが減った形となった99〜102期月組男役陣。

 

目指すべきルートは2つ。

1つは、鳳月杏のように組替えなどのチャンスを活かして、限りなく路線に寄ること。

もう1つは、夢奈瑠音・蓮つかさを経て紫門ゆりあ・宇月颯別格路線コースをすすみ活躍すること。

 

90〜93期の組替えラッキーが鳳月杏だとしたら、94〜98期の組替えラッキーは綺城ひか理。

99〜102期のラッキーを掴めるか次第です。

 

自組であがっていく場合、月組が面白いのは、新人公演主演をしたからといって良い役がもらえるとは限らないということ。

もちろん5組で合わせた出版物の線引きなどにはのりませんが、公演内の役や活躍具合は新人公演を取れなくてもその後のカードを取れなくても関係ないという部分が面白い。

 

具体的には、階段降りこそしないものの千海華蘭紫門ゆりあよりも正直美味しい良い役をもらっている事が多いことや、夢奈・蓮コンビがいつまでも輝月ゆうまを抜かせない事。

そして、主演をしていないにも関わらず蘭尚樹に必ず見せ場が少し与えられる事。

 

"トップになれるか"という部分だけを切り取るのであれば、ありおだの確固たるルートができている中で難しいですが、これからどのように活躍していくかは未知であるのが月組の若手。

 

鳳月杏の風向きが変わったのは、「月雲の皇子」の穴穂です。

つまりは別箱2番手で大当たりを出したということ。

この公演自体がもはや伝説というか、月雲じゃなかったらたまさまの運命も変わっていただろうしというところもありますが、月組若手陣がこっちのルートに進むためにはマストになります。

 

「Arakida」で2番手ポジをつとめた輝生かなでは退団しましたし、それ以降月組若手バウ公演はありません。

珠城・美弥・月城・鳳月主演となれば、2番手に食い込めないのも当然なので、次の注目は近い将来あるであろう暁千星主演東上公演・風間柚乃主演バウ公演の2番手です。

ここで大当たりを出せば、一気に番手争いに食い込んでくる可能性があります…!!

また、御曹司たちの組替えによる玉突きで何か面白いことが起きるかもしれない可能性も秘めています。

 

まずは日々、あの時から私観てたもん!といつか言えるように、端っこまで100%の小芝居をする月組をできる限り余すところなく観ていたいと思います。

 

 

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聖乃・一ノ瀬は"れいまい"とは違う〜若手観察花組編〜

こんにちは!

 

先日スカステのDream Time芹香斗亜編を観ました。先代のずんそらに憧れを抱き、一所懸命キキちゃんから学ぼうとしているキヨちゃん・コッティが可愛すぎて、昨日2回目の観劇をした「アナスタシア」では2人を一所懸命探してしまいました。

ということから、2人について話したいと思ったのですが、せっかくなら各組やろう!と思って〜若手観察シリーズ〜をする事にしました。

本日は花組です。

 

花組は歴史があるだけあってというか、育成が上手だなと思います。

95〜100まで全学年に新人公演主演をさせ、その中でも柚香光・聖乃あすかが本命であることを隠しもせず堂々と育てていく。でも他の新公主演メンバーを蔑ろにするではなく、適材適所で活躍させるんだからすごいな〜と思います。

また、最近は若干滞っていますが、蘭寿とむ・明日海りおの輸入に壮一帆朝夏まなと望海風斗と輸入の被害者になりかねないスターをきちんと出してあげる事で他組トップにつけているので、その辺りの采配もさすがだと思います。

 

さて、若手観察の本題に入りますと、あまりにも分かりやすく柚香光→永久輝せあ→聖乃あすかという本命ルートが敷かれています。

水美舞斗vs永久輝せあの話は今回はしません。

 

そしてラストチャンスで新公を掴んだ(公演自体はできなかったけど)の一ノ瀬航季。

花組×同期×新人公演主演となると、真っ先にれいまい再び!!となりますが、実際は全然違います。

そもそも、れいまいは若い頃は全然差をつけられておらず(むしろマイティの方が推されていた…?)「ラストタイクーン」で光ちゃんが新公主演を取ってから、破竹の勢いであがっていきあっという間に差がついてしまった…という感じです。

研2の「虞美人」の新人公演は、水美→本役 : 瀬戸、柚香→本役 : 鳳、麗しのサブリナ」では、水美→本役 : 朝夏柚香→本役 : 望海、「愛のプレリュード」ではその逆、とほぼ同じ大きさを与えられてきました。

そもそもずっとキキちゃんが主演していたこともあり、れいちゃんが初主演を取ったのも研5〜6の変わり目。さらにその後にマイティの主演ですから、気付いたらラストチャンス(実際には「新源氏物語」が花組95期ラスト)になってしまった…て感じです。

 

ところが、聖乃あすか・一ノ瀬航季(この2人ってほのはなですか…?)は違います。

聖乃あすかは初主演こそ研5ですが、研2「新源氏物語」で水美舞斗の役を貰うと、その後芹香斗亜、柚香光、瀬戸かずやの役を経て明日海りおへ辿りつきました。

それに対し、一ノ瀬航季はどちらかというと別格ベテラン男役の役が続き、研5で当時2番手の柚香光の役をもらったと思いきや、その次は夏美よう瀬戸かずやと続き、最後の最後で主演がもらえたものの公演できず…という経歴です。

 

そのため、ハナコちゃんとマイティを重ねるのは最初から間違ってると言えます。

れいまいはライバルでしたが、ほのはな(?)はそもそもライバルという位置ではないというか、この2人でモロイ兄弟をやる事はなかっただろうな…という感じ。

 

学年で1番乗りを走る聖乃あすかと最後からの追い上げをみせる一ノ瀬航季「ことせお」の再来!というのが正しいと思います。

つまるところ、ハナコちゃんの目指すべきポジションは瀬央ゆりあであると言えます。

 

ただ、せおっちがここまでポンポンこれたのは、真風・芹香の早期輸出と麻央侑希の早期別格化がありましたが、優波慧・飛龍つかさ・帆純まひろがそう簡単に許してくれるとも思えません。

なのでハナコちゃん含めこのメンバーの目指すべきところは、ポスト瀬戸・鳳・鳳月・水美です。

大本命の柚香光に抜かされようとも、各自最も輝くことのできるポジションで活躍し、限りなく路線に近い別格として活躍しております。

そしてVISAを背負った永久輝せあを蓋できるだけの力があります。

ここを目指し、組としての層を厚くすることが求められていることだと思います。

 

最も長い歴史を背負い今年は100周年を迎える花組

数多くのスターを輩出してもなおその歴史とパワーを維持し続けるには、それだけの運営と体力があってこそだと若手をみて思いました。

 

今回は〜若手観察〜シリーズなので省略しましたが、瀬戸かずやvs水美舞斗vs永久輝せあの三巴がどのような結論になろうとも解決されて整えられれば、その後の未来に向けての下地はできているんどなと考えました。

 

100期が新人公演を卒業した今、次の「アウグストゥス」から新人公演が再開されるのでしょうか。次の本命と考えられる希波らいと以外に主演をとるスターは出てくるのでしょうか!

 

 

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宝塚初観劇にオススメの作品とは

こんにちは

 

「アナスタシア」を宝塚初観劇の友人が今週数名観に行く予定があります…!

果たして友人たちが宝塚を気に入ってくれるか、ドキドキです。

 

ヅカヲタは常に布教の機会を狙っていると言っても良いです。友達と宝塚話をしたいと願うものです。ただ、宝塚には初心者向けの作品と、最初にこれ観るのはやめときなという作品の振幅がかなりあります。

 

例えば私が小学生の頃みた「美しき生涯-石田三成-」は、ナンダコレ…状態。「ロジェ」に関しては、最後まで主役以外の見分けがつかない状態で話についていけず終わりました……。

小学生という知識の浅さもあったとは思いますが、「愛のプレリュード」は小学生でもしっかり理解できましたし、初観劇・ライトファンは「○○さんが観られればそれだけで良い!」とはなりませんので、作品の良し悪しがかなり満足度に大きく関わります。

 

そのような意味で「アナスタシア」は初観劇に非常に良いと思っております!

 

そこで、初観劇に良い作品とはどんな作品か、考えてみました。

 

・登場人物は少ない方が良い

1本物ミュージカルがくるとファンは必ず「役が少ない!」と文句言いますが、初観劇ならメインの登場人物は少なければ少ないほど良いと思います。あの4人だけ見分けつけば他分からなくても話が理解できるくらいでちょうどいいです。

初めてみる人にとっては想像以上にヅカメイクで見分けがつかなくなるようです。

作品例 : 「星逢一夜」

 

・原作があった方が良い

漫画原作や映画原作などはもともとストーリーがしっかりしているので良いです。

でも映画を観たことない人に「オーシャンズ11」(登場人物が多すぎる)や、原作を読んだ事のない人に「ベルサイユのばら」(独特な世界観すぎる)は、要検討です。原作知らなくても楽しめるレベルが良いと思います。

ミュージカルには興味あるけど宝塚はみたことなくて…という方には海外ミュージカルもおすすめ!

作品例 : はいからさんが通るるろうに剣心「スカーレットピンパーネル」

 

・衣装が分かりやすい方が良い

顔の判別まではつかなくても、あの髪型であの色の衣装の人はこの役だ!と結びつけばOKです。

敵味方で同じ衣装だったり、ずっと同じ色味の衣装を着ている方が、この人誰だっけ…となりません。

作品例 : ひかりふる路」「All for One」

 

・恋愛要素は低い方が良い

そもそも論ですが、女性が男を演じるという部分に少し抵抗を抱く人がいるのも事実。コテコテの恋愛ものを最初にみると、ウッッとなってしまうかもしれません。"話のスパイスに恋愛を"くらいで、メインが恋愛話じゃない方がいいかなと思います。

作品例 : 「阿弖流爲」

 

・よく分からない概念が出てこない方が良い

エリザベート」のトート&黒天使、「ファントム」の従者、「ロミオとジュリエット」の死と愛、「fff」謎の女など、宝塚作品は時折人ではない概念が具現化されます。また、"影の"シャルル(月組「舞音」)や、"もう1人の"スカーレット(「風と共に去りぬ」)なども、ちょっと分かりづらいかな…と思います。スカーレットは割と分かりやすいですが、"影の"は剣心以外微妙なことが多かった印象。

エリザベート、ファントム、ロミジュリは名作ですから、いつかは観てほしいものの最初にどうぞ!というには少し厳しいかなと感じます。

 

私はこの世代には珍しく、ベルばらの原作が大好きだったというところから宝塚を見始めました。

オススメしたい友人が、ミュージカルが好きなのか、ミュージカル好きと言っても東宝や四季をみているのかディズニー映画止まりなのか、歴史の特定の人物に興味があるのか、好きな原作漫画が舞台化されるとか、イケメン俳優や韓国アイドルが好きならショーから入るのもいいでしょう。(「ESTRELLAS」backの場面は韓国系アイドル、「SUPER VOYGER」暴風雪の場面はEXILE系グループの歌を使っています)

 

申し訳ないけど、最初にみせられた宝塚が邪馬台国の風」「夢幻無双」イスパニアの侍」あたりだったら、もう観ないかもしれません笑

最初が肝心です。

既存ファンで勧誘する側も、観てみたいと思ってこの記事に辿り着いた方も、1作目は慎重に選びましょう。宝塚にははっきり言って作品の当たり外れがあります。

 

参考になるとうれしいです。

 

 

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宙組「アナスタシア」キャスト別感想②

こんにちは!

 

前の記事に引き続き、宙組「アナスタシア」のキャスト別感想を書いていきます。

 

リリー : 和希そら

しっかり娘役でした。フィナーレくらいは男役姿で観たかったな…という気持ちもありますが。朝美絢のキャロルや永久輝せあのアイリーンは、男役の演じる女役としての迫力みたいなのがあったのですが、今回のリリーちゃんは馴染みすぎるほどに娘役。娘役といっても、純也ちとせのような感じですが笑

ずんそらで秘密のサインってもう尊すぎる。そして何を歌っても踊ってもものすごく上手。かと言って、娘役になればいいのに!なんて思いません。次に男役で会えるのがますます楽しみになりました!!

 

マリア皇太后 : 寿つかさ

今回のMVPは間違いなくすっしー組長。「神々の土地」に続き2回目の皇太后というだけで萌えますが、今回はさらに大活躍です!第二のヒロインといっても過言ではありません。

光月るう演じたエルフィもそうですが、組長レベルの男役が演じる女役って、芸達者すぎて非の打ち所がなく、その完成度に感嘆してしまいます。"男役"だけでなく"舞台人"として素晴らしい方々だと、これこそ組長なんだと改めて思いました。

数ある歌も歌いこなし、皇太后としての存在感、緊張感と迫力も素晴らしかったです。

 

ニコライ2世瑠風輝

期待の若手が演じる役としては出番少なすぎますが、父としての包容力と皇帝としての威厳がきちんと出ていたのは、ものすごい成長だと思いました!!

バイトたくさんしてますが、手足長いのですぐ見つかります。

 

ギャルソン : 紫藤りゅう

役小さいっ!!いつ出てきても放つキラキラ感がレベル違いで、これが星組から来たばかりの輝きか!となりました。

 

アレクサンドラ皇妃 : 美風舞良

アレクサンドラの独特な雰囲気を、数少ない出番と台詞で表現されていたと思います。

 

イポリトフ伯爵 : 凛城きら

電車の場面の独唱が素晴らしかったです。

正直それしか見せ場はありませんが、胸揺さぶられる歌でした。

 

アレクセイ : 遥羽らら

歴代最高のアレクセイだったと思います。あんなに可愛い少年になると思わずびっくりしました。ららちゃんの演技力の賜物か、娘役が無理に演じている少年ではなく本物の少年でした。

「ねえ、知ってる?僕はもうすぐ死ぬんだよ」の一言の台詞ですが、印象に残りました。

 

少女時代のアナスタシア : 天彩峰里

かっっっわいい!!!!全体的に役と出番の少ない中では出番も多い方でした。とにかく可愛い。でもその中にある芯の強さとか、大きくなったらまどちアナスタシアになるんだなと感じさせる演技でした。

 

ロットバルト : 優希しおん

基本はボリシェビキでバイトしてるキヨ。ロットバルトの出番は3分あるかなくらいですが、あまりにも上手なバレエで目を奪われます。手前で歌う主要キャストも霞むほどのバレエ。私はダンスの事はあまり詳しくないけれど、彼女のダンスが柚香光に匹敵するレベルにある事は分かりました。

ラストチャンス掴んで欲しかったなあ…新公主演を逃してしまったことが残念すぎますが、その中でもちゃんと自身が輝けるロットバルト役をもらえたことは良かったです。

 

鷹翔千空

役名ついてますが実質ないも等しいです。市民仲間の1人です。今まで実はあまり舞台で見つけられたことなかったのですが、今回はかっこいい市民がいる!と思ってオペラあげると毎回彼女でした。

 

潤花

次期トップ娘役だから、と言って特別扱いされてなかったのが良かったと安心してしまいました。

ロマノフ姉妹たちの中で特別目立つことはなく、オデット役はありましが、ダンスの実力を考えればおかしい抜擢でもありません。フィナーレもロケットダンス組で、センターはもらっていましたが全日出演でロケットは2人しかいないし、羽根が違うなどの扱いもなかったのでちょうど良かったと思います。

批判に無理に晒されるようなことがされてなくて安心しました。

本人は相変わらずキャピキャピの笑顔で輝いていました!

 

もう一度観られるので、楽しみです。

 

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宙組「アナスタシア」感想

こんばんは

 

宙組公演「アナスタシア」を観てきました!

どの感想も褒めちぎりだらけだったので、とても期待して行きましたが、とっても良かったです!!!

アニメ映画は見たことないのですが、始まり方・終わり方が本で表現されている部分などまるでディズニーアニメのような作品でした。

歌が多く、これまた皆さん絶賛の宙組の美しいコーラス主要キャストの安定した歌声によりストレスフリーで観ることができました。

控えめに言って最高です。

 

それでは早速キャスト別感想です〜!

 

ディミトリ : 真風涼帆

観劇後母が「真風さんってディズニー顔よね〜なんか骨格とかラプンツェルのユージーンぽいし」と言っていて、なるほどとなりました。アナスタシアがこれほどぴったり宙組にハマったのは、主演のビジュアルがまずアニメ的だったのか!と。

全て1.5拍遅れて語尾が〜だぁ↗︎となってしまう癖がありましが、それを全て矯正して、歌もとても上手く歌われていました。

歌よし、ビジュアル良し、芝居改善済み、となれば怖いものなしでした!かっこよかった〜!

 

アーニャ(アナスタシア) : 星風まどか

ついに…ついに本気を出したな…!!という感じでした。数ある歌が素晴らしい!!真彩ちゃんのような響かせる歌い方とは少し違って、こちらもまるでディズニーの吹き替え版のような聴きやすさがありました。

テスは任ではなかったし、モナリザのモデルもスペインの未亡人もヒロインとしては微妙な役どころだったので、「天は赤い河のほとり」以来のピッタリ役!本当に輝いていました。

1人で生きて延びたたくましさと根底にある高貴さが、数々の試練を乗り越えたタカラジェンヌのとしてのまどち本人と重なって、自然な素晴らしい演技でした。

宝塚初演の娘役タイトルロール作品、おめでとうございます!!!その称号に相応しかったです。

 

ヴラド : 芹香斗亜

出番が少な過ぎて…というのが正直気になってしまいましたが、作品で唯一の暗いポイントとして緊張感を持たせ作品を締めていました。

安定感がありすぎて、いつまで待たせるの〜というのがもう心配になってしまいます。

ずっとボリシェビキの衣装だったので、最後キラキラと羽根背負った姿みれて安心しました。

少ない出番の中で、アーニャへの想いとボリシェビキとしての想いとの葛藤をここまで観客に伝えられるのは流石のものです。

 

ヴラド : 桜木みなと

拗らせちゃんを卒業!お茶目なオジサンでした。かっこつけがちずんちゃんにとって、この役はすごく挑戦だったと思います。

本人の良いやつ感が前面に出ていて、軽くて楽しくてちょっとオジサンで、自然な演技と上手な歌でとても良かったです。

歌唱指導では、キラキラで出てきて、あのオジサンがこんなにイケメンなんてー!!と、昔からかっこいいことなんて知っていたはずなのにギャップにキュンキュンしてしまいました。

ずんそらが恋人なんてずるいですよね。もうそれだけで最高です。

 

長くなりそうなので本日はここまで!

 

 

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タカラジェンヌの"旬"とは

こんばんは

 

1つ前の記事で上級生娘役が報われるような時代になるのか、みたいな感じのことを書きました。

そこで、タカラジェンヌにとっての旬とはいつだろう?と考えました。

芹香斗亜が旬を逃さないか心配、とか、有沙瞳は少し旬を逃し始めた気がする、とか書いた事があります。"旬"とはあくまでも体感ですが考えていきたいと思います。

 

今男役で旬を迎えているのは、ちょうど92〜95期だと思います。その学年のどのスターをみてもキラッキラしています。このキラキラは、望海風斗(89)瀬戸かずや(90)からは感じないものですし、永久輝せあ(97)暁千星(98)にもまだないものです。

もちろん上級生には完成された男役としての魅力が、下級生には上を目指す爽やかな魅力がそれぞれありますが、「旬」のそれではないと感じます。

 

そして娘役の旬は、男役からちょうど5学年低い97〜100期が迎えていると思います。

星風まどか研4の就任時よりも今の方が全然輝いています。最近の別箱ヒロインをとっている娘役陣の娘役力の眩しさたるや素晴らしいものだというのは一目瞭然です。

例えばダンス・歌と個々の実力では舞空瞳の方が上でも、「娘役」としての輝き方としてはこの学年の娘役たちに敵わないものがあると思います。

 

男役の旬が研12〜15娘役の旬が研7〜10だとすると、その時期にスターとしての盛り上がりを持ってくるように逆算して、トップとは限らずともその人が最も輝けるポジションにつけるようにあげていく&その為の新陳代謝が必要ということになります。

 

事実、

柚香光礼真琴研11就任

龍真咲明日海りお真風涼帆研12

早霧せいな朝夏まなとは研14

紅ゆずる望海風斗研15就任で、

異例の超早期珠城りょうを除き各組2代連続の全トップスターが研11〜15の間にトップに就任しています。

そう考えると、既に研15就任が確定してある彩風咲奈研16以降がほぼ確定している芹香斗亜は、ギリ通常学年就任と遅咲き就任という扱いになります。途中までは順調に先代方と同じペースだったのにどこでずれてしまったのか…?キキちゃんは理由が明確ですが咲ちゃんはずっと順調だったのに何故研15になったんだろか…?(本来は研14だったけれども、若手時代の推され方的にはコロナ関係なくあと2年くらい早くてもおかしくなかったと思います)

最近では95期のWれいは研11で就任しましたし、月城かなとが来年就任すれば研13就任なので通常ですが、実は通常通りのペースで進んでいるのはここまで。

 

若手の育成も昔に比べてペースがゆっくりになってきているんです…!

 

柚香光・礼真琴・真風涼帆の3名は研7の時点で3番手羽を背負い、正3番手ポジにいます。(しかも真風は大羽根)

龍真咲研9でルキーニ(3番手)、明日海りお研8でショーヴラン役替わり(W2番手)の位置についています。

わりと早期に就任している人たちがこのペースで過ごしてきたことを鑑みると、

研7の100期は、御曹司3名揃って5番目位置で階段1人降りすらしていません。

御曹司の筆頭、現在研9暁千星研10永久輝せあも4番手位置です。

 

満を辞してトップに就任した感のある研15就任の望海風斗紅ゆずるも、研10でベネディクト(3番手)を演じています。

桜木みなとがベネディクトを演じたのが既に研11ですからもうここから遅れが出ているんですね。

 

宝塚全体が"旬"の位置を少し上にずらしはじめているのかなと感じました。

もしかしたら数年後には、研13〜17くらいがトップ就任の普通になっているかもしれませんね。タカラジェンヌ・スミレコードといえど歳はあるので、上の限界はありますが…

 

次の新体制でどう動くか注視したいと思います。

 

 

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上級生娘役に幸あれ!野々花ひまり東上ヒロ

こんにちは!

 

昨日はニュースが多くて…追って理解するのに時間かかりました…

 

その大量のニュースの中で発表された雪組別箱公演振り分け&主な配役発表!!

 

1番の驚きかつ1番嬉しかったのは、野々花ひまりの東上ヒロ決定です!!!

おめでとうございます!!!!

ヒロインのいない「NOW ZOOM ME」でとても良い目立ち方を貰っていましたし、「fff」でも活躍中。

ピカーッとした明るい笑顔と100%陽なイメージが好きなので、とても嬉しいです。「fff」「義経妖狐夢幻桜」観ると演技力も高い娘役さんだと思いますので楽しみすぎます!!!

 

正直勢いのすごい夢白あやかな?と思いましたが、急ぐ必要はないということでしょう。

ここでヒロインを取らなかったので、次期花娘トップ次期月娘トップの可能性はほぼ消えます。は長いだろうし、が一斉に変わるので、その次(おそらく1番早いのは)で良くなれば、今急いで東上ヒロインを取る必要はないですからね。

いつか、朝美×夢白の美の共演も観たいです。

 

実際人事上の構図としては、これで彩みちる・野々花ひまりの同期が並んだので、美弥・凪七同期&珠城体制と、彩・野々花同期&夢白体制が一致するので穏やかではない部分もありますが…娘役はタイミングもありますのであそこまでの惨劇にはならないでしょう。

 

おそらく各組とも出演者を発表している関係で、こちらの公演から参加する組替えは間に合わないので(潤花夢白よろしく今から変更かけない限り)、全ツ2番手は綾鳳華・東上2番手は縣千ということになります。

この2人って振り返ると1回も同じ別箱に振り分けられた事がないんですね…

本公演階段もずっと一緒だし、綾・縣に差はつけないという劇団の強い意志を感じます。

東上・全ツ2番手ポジって、実はあの永久輝せあも経験した事がなく、の方が出世が早いのであればあの組替えの意味は…となってしまいますね。

縣千が喋る犬役ということでよろしいでしょうか?!

 

話が少し逸れましたが、新人公演ができない事が響いているのか各組上級生娘役の抜擢が続いています。

各組過去2回分の別箱ヒロイン(トップ娘役のヒロイン作品を除く)を振り返ってみると、

「マスカレードホテル」朝月希和(96期)

「PRINCE OF ROSES」ヒロインなし

「出島小宇宙戦争海乃美月(97期)

「ダル・レークの恋」海乃美月(97期)

「幽霊刑事」ヒロインなし

「ハリウッドゴシップ」潤花(102期)

「炎のボレロ潤花(102期)

「NOW ZOOM ME」ヒロインなし

「龍の宮物語」有沙瞳(98期)

「シラノドルジュペック」小桜ほのか(99期)

「リッツホテルくらいに大きなダイヤモンド」夢白あや(103期)

「壮麗帝」遥羽らら(98期)

 

その後トップを取った潤花・朝月希和以外だと、爆上げ体制に入っていた夢白あやを除き、97〜99期がメインとなっています。

研8〜10にあたり、ヒロインという観点でいうと今までで言うなら遅い。

ただそれはあくまで今までであり、これからの"普通"は分からないのです。事実、研11(就任時は12)となるヒラメちゃんがトップにつきました。

 

コロナの影響も少しはあるかもしれませんが、マスカレード、出島、龍の宮、壮麗帝らの作品は、その前からメインキャストが発表されていたものなので、一概にコロナだけの影響とは言えないと思います。

 

さてどうなるかこれからの娘役戦線!

 

まずはとにかくひまりちゃん、おめでとう!!!

 

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